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クロワゾネの技法で制作された2体の駱駝像は、その破格のスケールと驚くべき複雑さでウィン・マカオの展示品に選ばれました。クロワゾネは、まず基盤となる金属の土台に職人が銀や金などの繊細な金属ワイヤーをハンダ付けして凹凸の文様を作ります。このワイヤー間にできた溝にガラスやエナメルのペーストを流し込み、加熱するとペーストが溶解してガラスやエナメルが固着。最後に表面を磨けば、美しいクロワゾエに仕上がるのです。
クロワゾネの技法は中東で生まれてビザンチン帝国に広がり、シルクロードを通って中国にもたらされ、その後は中国で、長い年月をかけて繊細な技法が完成されました。東西を結ぶ交易で重要な役割を果たした駱駝や馬は、シルクロードの文学や芸術でしばしば象徴的な題材として扱われています。
年代 |
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コンテンポラリー |
サイズ |
長さ 122cm
高さ 150cm 幅 50cm |
展示場所 |
ウィン・マカオのロビー |